年齢とともに、髪の悩みも増えてきました。
そのひとつが白髪です。
「最近、抜け毛が増えてきたわ」
「髪の毛のツヤもなくなってきた気がする」
「そういえば、市販の白髪染めって大丈夫?」
髪に悩みをもつ方も多いのではないでしょうか。
40歳ぐらいまでは、何も気にせず数か月おきにカットついでにサロンで染めてもらっていましたが、
染まりやすいジアミンを使っているところが多くて、髪の毛が痛むんですよね。
市販のヘアカラーにも配合されています。
パッケージ裏の成分表をチェックしてみてください。「パラフェニレンジアミン」と書かれていれば配合されています。
白髪染めのヘアカラー剤に広く配合されている化学成分である「酸化染料」のひとつです。
メリット
化学反応により毛髪内に定着しやすく色持ちがよく、発色もしやすい。
デメリット
刺激性があり、体質や肌の状態によってはかぶれなどのアレルギーを引き起こす危険性があります。
頭皮にダメージを与えるので、抜け毛や薄毛の原因にもなってしまいます。
髪のキューティクルを無理に開いて染料を内部に浸透させるんだね。
つまり髪を痛ませて染めていく。
ということで、ノンジアミンの白髪染めをいくつか試してみました。
低アルカリ性ヘアカラー
- DUO クレイスパ ヘアカラートリートメント
- バランローズ KUROクリームシャンプー
- ルプルプ エッセンスカラートリートメント
天然植物100%のヘアカラー
- ハナヘナ
① DUO クレイスパ ヘアカラートリートメント
髪に必要なミネラルを含有したクレイを配合。クレイの力で髪の汚れや余分な皮脂を吸着。
ニオイ対策をしつつ、根本からキレイな髪色に染まる状態を整えます。
『DUO クレイスパ ヘアカラートリートメント』の良かった点
- ポンプボトルタイプなので使いやすい。
- ほんのりフルーティな香り。
- 塗布後5分でOK。
液がなくなると、プッシュできなくなるので、使い終わりって分かります。
シャンプーの使い終わりのように、中に水入れてシャカシャカする必要ないんだね。
『DUO クレイスパ ヘアカラートリートメント』の残念だった点
- 手につくと落ちにくいので手袋必要。
- お風呂場についた場合落ちにくい。(先にお風呂場全体に水をかけておくと落ちやすい)
カビキラーなどの漂白剤をシュッとかけて数秒放置すればOK !
私は1週間に1度使用しているのですが、当日は流しても流しても色水は出てきます。
汚れてもいいタオルを使用した方がいいです。
相当流しているのでカラートリートメントとはいえ、その後別のトリートメントを軽くしてます。
3日目ぐらいには色水も落ち着いてくる感じです。
『DUO クレイスパ ヘアカラートリートメント』のカラーの種類
カラーは3色
モカブラウン
一般的なダークブラウン
キャメルブラウン
明るめのブラウン
アッシュブラウン
茶色みを抑えたブラウン(モカブラウンよりは暗い)
毎日使用した方がいいかと思いますが、私は1週間に1度ぐらいで色を保ててます。
ボトルが白髪染めっぽくなくて、おしゃれだね。
肩につくぐらいの長さで、一回につき10プッシュぐらい使用して、1ボトル6回使えました。コスパはいいですね。
–カラーの選び方–
3種類のカラー全て試してみましたが、仕上がりに大きな違いはありませんでした。
ジアミン入りの白髪染めとは違い、基本的に、白髪にしか色は入らないので、全体的に白髪が少ない方は、カラー選びに悩む必要はないと思います。
迷った方は、まず真ん中のお色の『モカブラウン』を使ってみることをおススメします。
② バランローズ KUROクリームシャンプー
頭皮・髪に優しいクリームで洗浄。
植物由来洗浄成分と天然のオイルで髪をやさしく洗い上げ乾燥を防ぎます。
合成界面活性剤・パラベン・シリコン不使用。
シャンプー+トリートメント+カラーの3 in 1。
『バランローズ KUROクリームシャンプー』の良かった点
- 最後まで使いやすいパウチ容器。
- ローズの香り。
- 一度で染まりやすい。
- お風呂場に染料がついてもすぐに洗えば落ちる。
『バランローズ KUROクリームシャンプー』の残念だった点
- 手袋必須。
- 流してもずっと色のついた水が出る。
- 1週間に1度だと、染めたところが多少赤みが出やすい。
『低アルカリ性ヘアカラー』の中では、一番一回でキレイに染まったね。
ただ、週一の使用だと、色が落ちてくると、白髪の部分の赤っぽさが残るのが気になったよ。
そうだね。色が落ちてくる前に、もう少し頻繁に使用すると、そのデメリットはないんだけどね。
KUROシャンプーの問題のひとつは、染めていない日でも別のシャンプーをして流すと色水がずっと出てくることです。
一回で染まるのは魅力的ですが、そこが難点です。
『バランローズ KUROクリームシャンプー』のカラーの種類
カラーは2色
ナチュラルブラック(new color)
黒に近い色
ダークブラウン
黒すぎないブラウン
③ ルプルプ エッセンスカラートリートメント
頭皮環境を整え、美しいツヤ髪に導く4つのアプローチをする
25種類の植物美容成分配合。
『ルプルプ エッセンスカラートリートメント』の良かった点
- 3分で染まる。
- 濡れた髪でもきちんと染まる。
- パッケージがオシャレ。
- ホワイトジャスミンとベルガモットの香りでサロンの気分。
『ルプルプ エッセンスカラートリートメント』の残念だった点
- 手袋必要。
- 最後の方は絞り出しにくい。
- お風呂場についた場合落ちにくい。(先にお風呂場全体に水をかけておくと落ちやすい)
カビキラーなどの漂白剤をシュッとかけて数秒放置すればOK !
私は1週間に1度使用しているのですが、当日は流しても流しても色水は出てきます。
汚れてもいいタオルを使用した方がいいです。
相当流しているのでカラートリートメントとはいえ、その後別のトリートメントを軽くしてます。
3日目ぐらいには色水も落ち着いてくる感じです。
『ルプルプ エッセンスカラートリートメント』のカラーの種類
カラーは5色
チークブラウン
ウォルナットブラウン
ハニーブラウン
アッシュブラウン
エボニーブラウン
白髪染めらしくないステキなパッケージでテンション上がります。
④ ハナヘナ
髪と地肌に優しい100%天然ヘナ。
アトピーや肌の弱い方にも効果的。
『ハナヘナ』の良かった点
- しっかり染まる。
- 染めた後日、シャンプー時に色水が出にくい。
- トリートメント効果もあるので髪に艶が出てくる。
『ハナヘナ』残念だった点
- ヘナをお湯で溶いたり事前準備が必要。
- ヘナ独特なニオイがある。(草のような香り)
- 植物アレルギーの方には使えない。
- 自然の色なので色が選べない。
ハナヘナの使用方法
ハナヘナは以前長い間使用していましたので、もう少し説明していきます。
ハナヘナには、ヘナ100%の「ナチュラルオレンジ」と、ヘナ100%にインディゴが混ざった「ハーブブラウン」や「ハーブマホガニー」があります。
「ハーブブラウン」は、ヘナ:インディゴ=4:6
「ハーブマホガニー」は、ヘナ:インディゴ=2:8になります。
ナチュラルオレンジのみで染めると、白髪の部分は、びっくりするぐらい、オレンジになるので、インディゴの配合が多いほど、暗くなります。つまり、ハーブマホガニーの方が濃い茶色に染まります。
ハナヘナの色の選び方は色々あるのですが、私が使ってきていいなと思った方法は、
大きく分けて次のように2通りあります。
① インディゴ配合のヘナでの染め方
ブラウンがお好みの方は「ハーブブラウン」、ダークブラウンがお好みであれば「ハーブマホガニー」で染めます。
ハーブブラウンor ハーブマホガニーの使い方
前日はトリートメントなしでシャンプーのみにしておく。(整髪料などついていない方が色が入りやすい)
1.ハーブブラウン or ハーブマホガニー100gに、40℃弱のお湯を300g一気に入れる。(ヘナの3倍の量のお湯です)
※ 一気に入れることでダマになりにくい。
2.マヨネーズぐらい滑らかになるまで泡だて器で混ぜる。(100均の泡だて器をそれ専用にしました)
※ 混ぜ合わせたらなるべく早く塗布する。(発色しにくくなるため)
3.ヘナ剤を作ったら髪に塗布していく。
髪の長い方は、頭の頭頂部から塗布し始め、頭頂部に向かってドンドン髪をまとめていくような
感じで塗布するとよい。
4.塗布し終わったらラップなどをして密閉する。
※ 乾燥して乾いてしまうと色の入りが悪くなる。
5.放置時間は、約1時間ほど。インディゴ配合の場合、2時間以上放置するとムラになることがある。
6.インディゴ配合の場合は、当日はお湯で流すのみ。シャンプーすると色落ちしやすくなる。
髪が濡れた状態が長いほど発色が進むため、ドライヤーは使わず自然乾燥がおすすめです。
② ナチュラルオレンジ+インディゴ配合のヘナでの染め方
「ナチュラルオレンジ」は、ヘナ100%です。
最初に「ナチュラルオレンジ」で染めてから、インディゴ配合の「ハーブブラウン」や「ハーブマホガニー」で染める2度染めした方が、きれいに染まります。
① ナチュラルオレンジの使い方
前日はトリートメントなしでシャンプーのみにしておく。(整髪料などついていない方が色が入りやすい)
1.ナチュラルオレンジ100gに、40℃弱のお湯を300g一気に入れる。(ヘナの3倍の量のお湯です)
※ 一気に入れることでダマになりにくい。
2.マヨネーズぐらい滑らかになるまで泡だて器で混ぜる。(100均の泡だて器をそれ専用にしました)
3.ヘナ剤を作ったら髪に塗布していく。
髪の長い方は、頭の頭頂部から塗布し始め、頭頂部に向かってドンドン髪をまとめていくような
感じで塗布するとよい。
4.塗布し終わったらラップなどをして密閉する。
※ 乾燥して乾いてしまうと色の入りが悪くなる。
5.放置時間は、早くて45分長くて3時間。
※ 色だけ入れるのなら45分でもOKだが、トリートメント効果や頭皮の乾燥を防ぐのが目的の場合
3時間放置がベスト。
ハナヘナ上級者は、放置時間を有効に使うことができていて
家の家事をこなしたり、最上級者は、買い物に出かけたりしてるよ。
6.まずお湯できれいに流してから、シャンプーする。
② ハーブブラウンor ハーブマホガニーの使い方
前日はトリートメントなしでシャンプーのみにしておく。(整髪料などついていない方が色が入りやすい)
1.ハーブブラウン or ハーブマホガニー100gに、40℃弱のお湯を300g一気に入れる。(ヘナの3倍の量のお湯です)
※ 一気に入れることでダマになりにくい。
2.マヨネーズぐらい滑らかになるまで泡だて器で混ぜる。(100均の泡だて器をそれ専用にしました)
※ 混ぜ合わせたらなるべく早く塗布する。(発色しにくくなるため)
3.ヘナ剤を作ったら髪に塗布していく。
髪の長い方は、頭の頭頂部から塗布し始め、頭頂部に向かってドンドン髪をまとめていくような
感じで塗布するとよい。
4.塗布し終わったらラップなどをして密閉する。
※ 乾燥して乾いてしまうと色の入りが悪くなる。
5.放置時間は、約1時間ほど。インディゴ配合の場合、2時間以上放置するとムラになることがある。
6.インディゴ配合の場合は、当日はお湯で流すのみ。シャンプーすると色落ちしやすくなる。
髪が濡れた状態が長いほど発色が進むため、ドライヤーは使わず自然乾燥がおすすめです。
ハナヘナを塗布する前は、シャンプーした方がいいですか?
シリコンやスタイリング剤のついた髪は浸透が悪くヘナの染まりが悪くなるので、その場合はシャンプーした方がいいと思います。
ハナヘナを塗布する際、髪は濡れた状態のほうがいいのですか?
乾いた状態より、濡れてるほうが塗りやすいかとは思いますが、どちらでもいいです。私は、面倒なので乾いた状態でよく塗布していましたが、染まり方に違いはなかったです。
塗布する量はどれくらいですか?
少なすぎるとうまく染まりません。セミロングぐらいで100gは使用していました。
塗布している間にハナヘナが乾いてきたのですが・・・
水分が少ないと発色しません。乾いてきたら、霧吹きなどで水分を補給してください。
2度染めする場合、時間を空けてから2度染めするのですか?
ナチュラルオレンジで染めて流した後、乾かさずにすぐにハーバルブラウン等で染めても大丈夫ですし、当日でなくてもいいです。ただナチュラルオレンジで染めた後はかなりオレンジになるので、気にならなければ・・・
主な使い方の違い
ヘナとお湯を混ぜ合わせた後
ナチュラルオレンジ → 1時間~24時間寝かすと短時間で染まり発色しやすくなる。
ハーバルブラウン等 → 15分ほどで塗布。
放置時間
ナチュラルオレンジ → 45分~3時間。(トリートメント効果があるので長時間おいた方がよい)
ハーバルブラウン等 → 1時間ぐらい。(長時間置くとムラになる場合がある)
塗布後のシャンプー
ナチュラルオレンジ → シャンプーしてよい。
ハーバルブラウン等 → 色落ちしやすくなるので、お湯のみで流す。
まとめ
低アルカリ性ヘアカラーは、手軽な分、色落ちは早いです。しかし、5分で染まるというのが魅力的です。
お風呂場につくと落ちにくいものもあるので注意が必要です。
ハナヘナは、しっかり染まり、次の白髪が生えてくるまで染める必要はありませんが、時間がかかります。トリートメント効果があるので、1ヵ月に1度、トリートメントするという感覚で使用すると苦ではないのかな。
『低アルカリ性ヘアカラー』にしろ、『ハナヘナ』にしろ、髪の毛を傷ませることはありません。
むしろ髪の毛にとって、メリットの多いヘアカラーだと思います。
筆者は、ジアミン入りのヘアカラーをやめてから、かなり髪の状態は良くなりました。
それぞれ良いところと気になる点があるので、自分にとって一番合うものを使ってみてくださいね。
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