【最新版 2023年】残留農薬の多い野菜と果物ランキング

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野菜・果物の写真

日本の野菜・果物は一番安全だと思っている方が多いと思いますが、実は、中国に次いで世界トップレベルなんです。

農薬大国って言われてるよね。

りこ

そう、農薬の使用基準がゆるく設定されているの。

日本ではなぜそんなに農薬が必要なんだろう・・・?

・狭い農地で栽培するため、害虫などの被害が多くなる。
・温暖多雨の地域のため、害虫やカビの対策が必要になる。
・見た目重視の市場に応えるため。

りこ

以上のような理由から、日本では多くの農薬が使用されているのです。

目次

日本での残留農薬ランキングはあるの?

畑に農薬を撒いている写真

残念ながら、国産の野菜・果物の残留農薬のランキングは行っていないのです

農林水産省が発表している残留農薬調査のサイトがあります。

それは、毎年約10種類だけの野菜を選び、それらの野菜の残留農薬は発表していますが、毎年違う種類の野菜を選んで調査しているので、結局のところ、どの野菜に残留農薬が多いのか分からないのが現状です。

農林水産省のサイト

https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_monitor.html

残留農薬の多いワーストランキング

以下は、2023年にアメリカのEWG(環境ワーキンググループ)が行った調査でのランキングです。

ワースト12

  1. イチゴ
  2. ほうれん草
  3. ケール
  4. ネクタリン
  5. りんご
  6. ブドウ
  7. 唐辛子
  8. サクランボ
  9. ブルーベリー
  10. さやいんげん
りこ

実はイチゴは毎年ワースト1位になってる。

福岡県が調査した農薬散布の回数が驚くべき結果になっています。

農薬の回数の図

https://www.thisismk.co.jp/mkblog/%E9%A9%9A%E3%81%8D%E3%81%AE%E8%BE%B2%E8%96%AC%E4%BD%BF%E7%94%A8%E5%9B%9E%E6%95%B0%EF%BC%9A%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E8%AA%BF%E6%9F%BB

いちごは虫や病気に弱い植物なんだ。

残留農薬の少ないランキング

野菜・果物の写真

これらは残留農薬が少ないランキングだよ。

  1. アボカド
  2. とうもろこし
  3. パイナップル
  4. 玉ねぎ
  5. パパイヤ
  6. スイートピー(冷凍)
  7. アスパラガス
  8. メロン
  9. キウイ
  10. キャベツ
  11. マッシュルーム
  12. マンゴー
  13. さつまいも
  14. スイカ
  15. 人参

硬い皮に包まれているものは、比較的残留農薬は少ないみたいだね。

日本での残留農薬の調査

冒頭でもお伝えしたように、日本での残留農薬のランキングはありませんでした

少し古い調査になりますが、日本生協連が商品に使われる農産物の残留農薬を調査したデータがありました。

1994年から1997年の約3年半に渡って、加工品から野菜、果物など、国内産、輸入品を調べています。野菜に限っては国内産のデータが多いように思いますので、少しは国内産の残留農薬の参考になるのではないかと思います。

1000ページ以上の分厚い本なのですが、農産物ごとに農薬検出数を調べてみました。

検査した農薬の種類の母体数が、農産物によって違いはあるので、この野菜が一番残留農薬が多い・・・とは断定できないので、参考程度に見て頂ければと思います。

日本生協連 残留農薬データー集の写真

残留農薬が多かった農産物

農産物農薬の検出数
みかん192
りんご127
枝豆103
イチゴ95
いんげん78
トマト79
64
ほうれん草52
りこ

こちらの調査でも、アメリカでの調査と同じような野菜がランキング入りしていますね。

残留農薬が少なかった農産物

農産物農薬の検出数
里芋0
レンコン0
タケノコ0
0
アスパラガス1
玉ねぎ6
ブルーベリー6
ばれいしょ7
大根7
りこ

土の中で育つ野菜は比較的残留農薬が少ないようです。

ブルーベリーは病害が少なく、農薬散布も少なくていいと聞いたことあるよ。

農薬の落とし方

野菜を洗っている写真

重曹で落とす

重曹は、お菓子作りの際にふくらましたり、黒豆作りの際には、色つやをよくしたりする、安全性の高い粉です。

農薬の多くは酸性なので、アルカリ性の重曹で中和され、食品から農薬が離れやすくなるしくみです。

500mlの水に、大さじ2の重曹を溶かし、1分ほど食品をつけておくだけ。

専用の粉で落とす

筆者がよく使用しているのは、「ホタテの力」です。

食品添加物の「貝殻焼成カルシウム」で出来ており、原料は、国産のホタテ貝殻100%です。

こちらも、アルカリ性なので、酸性の農薬をはがす力が働きます。

使い方は、水1リットルに、約1g(2~3回振りかける)を入れて、軽く混ぜ、野菜や果物を約10分つけ置きし、すすぎ洗いすれば大丈夫。

農産物ごとの農薬の落とし方

旬の食材は、適切な環境で育つので、農薬の回数は少ないので、おススメしますが、食材ごとで、ちょっとした工夫で農薬を落とすことが出来ます。

りこ

日本で使われている農薬は、水に溶けるものが多いので、基本は流水で丁寧に洗うことです。

一方、油に溶ける農薬は、野菜の表面のすぐ内側にある「クチクラ層」に溶け込んでいるので、皮を厚めにむくことで取り除けるよ。

りこ

では、食材ごとの農薬の落とし方を紹介するね。

白菜・キャベツ

白菜とキャベツ

白菜は、一番外側にある葉が一番古いので、一番農薬を浴びています。

外側の1~2枚と、3~4枚と比べると残留農薬量は3倍ほど違ってきます。

それよりも内側では、残留農薬はほとんどないので、外側の1~2枚を捨てて使用することを推奨します。

ブロッコリー

ブロッコリー

ブロッコリーは、病気や害虫に強いので、農薬回数は少ないと言えます。

ボウルに、重曹少量を入れ、房がしっかりつかるように逆さに入れます。

5分ほどつけておき、その後、ボウルの中でジャバジャバと洗えば、房の中の、汚れ、虫、農薬も落ちてきます。

オクラ

オクラ

オクラを、まな板の上に置き、塩をかけて、コロコロと転がして板ずりします。

こうすることで、表面についた農薬が落ちます。

オクラは残留農薬は少ない方なので、板ずりして茹でれば安心です。

トマト

トマト

トマトは、害虫に弱い食材なので、農薬の回数も多めです。

できれば、無農薬・減農薬を利用したいところですが、近くに売っていないという場合は、皮をむいてから食べた方が安全です。

もしくは、重曹やホタテの力などで、農薬を落としてから食べましょう。

さつまいも

さつまいもの写真

さつまいもは、根菜なので、農薬不安は少ないです。

流水でよく洗って、心配であれば、皮を厚めにむけば大丈夫です。

じゃがいも

じゃがいもの写真

表面をキレイに洗い、皮をむき、切ったじゃがいもを、10分ほど水につけておけば、内部に残っている農薬とアクを一緒に溶けださせます。

セロリ

セロリの写真

セロリは、病害虫に弱いうえに、生育期間が長いので、農薬が多く使われることがあります。

出来れば、無農薬・減農薬を利用することを推奨しますが、可能ではない場合、筋を取り、切ってから、水3カップに大さじ1の酢に5分ほどつけておけば安心です。

ほうれん草

ほうれん草の写真

ほうれん草は、残留農薬や硝酸塩が多い野菜です。

茹でる前に、ボウルに入れて流水で5分ほどつけておきましょう。

水を流し続けることで、水に溶けだした農薬の再付着を防ぎます。

出来れば、「切ってから茹でる」ことがポイントです。

茹でると野菜のビタミンは減ってしまうの?
ほうれん草のビタミンAは、3分茹でても90%残ります。ビタミンCは、1分以内なら74%残り、ビタミンEは、比較的壊れにくいと言われています。

ナス

ナスの写真

ナスは流水で洗った後、切ってからボウルに水にを入れ、5分ほどさらします。

残留農薬とアクが溶け出します。

ラップをナスに密着させると、ナスが水に浮いてくるのを防げます。

ナスは病害虫に強く、比較的早く育つので、残留農薬の心配は少ないので、これだけやれば安心です。

大根

大根の写真

流水でキレイに洗って、皮をむけば安心な野菜です。

クチクラ層に残っている農薬も取り除けます。

無農薬・減農薬を扱う通販

パソコンで注文している写真

ついたしまった農薬は、100%キレイに落とすことはできません

なぜなら、雨が降っても効果が落ちにくい薬剤であったり、外側ではなく、内側に染み込んでしまった薬剤は、重曹やホタテの力では落ちないからです。

それなら、最初から無農薬や減農薬の野菜・果物を食べた方が安全ですよね。

筆者が色々な宅配業者を試して、良かったのが以下の2社です。

らでぃっしゅぼーや

らでぃっしゅぼーやの野菜・果物は、どれを選んでも無農薬もしくは減農薬

冷凍食品やパン、お菓子なども扱っていますが、どれも添加物を抑えた食品なので安心できます。

その点値段が高めなのがネックになります。

らでぃっしゅぼーやの全貌を紹介してるので是非読んでみてね。

パルシステム

お馴染みの生協です。

パスシステムも全てではないですが、無農薬・減農薬野菜/果物を扱っています。

らでぃっしゅぼーやに比べると種類は少ないですが、玉ねぎやジャガイモ、トマトなど、馴染みのある野菜は無農薬・減農薬も取り扱っていることが多いです。

メリットは、らでぃっしゅぼーやに比べて安い

ただ冷凍食品とかは、余り無添加にこだわっていないようなので期待できません。

りこ

パルシステムについての記事も是非参考にしてみてください。

まとめ

土のついた野菜の写真

全ての野菜・果物を無農薬・減農薬で用意するのは、現実的ではありません。

残留農薬が多い野菜や果物は、無農薬・減農薬を購入する、それ以外のものは、農薬を落とすなど工夫することが一番なのではないかと思います。

筆者も小さな畑を借りて、無農薬で野菜を育てていますが、その野菜には必ず虫がよってきます。雨季には、薬剤なしでは、きゅうりの葉に、うどんこ病がかかったりします。

薬剤なしで沢山の野菜を育てるのはかなり難しいことと言えます。

市場に並んでいるキレイな野菜や果物たちは、薬剤の力を借りて育てられています。

私たち消費者は、自分たち、家族の健康のために、選択していくことが大事だと思っています。

上手に選択しながら、健康で美味しいお野菜を食べていきたいですね。

今回の記事が、少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです♡

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